増4度音程とか短6度音程という単語が過去のブログの中でちょくちょく出て来たと思います。
これは、音程を度数表記したものです。
音大で講義を受けると、楽典(西洋音楽の楽譜の読み方書き方等諸規則を取り扱う教科)を勉強されてきた教官が多いせいか、音程表記のお話は知っているものだという前提で理論等を説明するので、教科書や講義中にこの表記がバンバン出きて、そういう勉強をしたことないポピュラー音楽屋の私は、少々面喰いました(;^_^A アセアセ・・・
講義の内容を理解するために、勉強してみるとかなり深くて、私自身も完全に理解しているとは言い難いのですが、わかる範囲でお話ししようと思います。
特にクラシック音楽出身の方が書いた理論書や理論解説ブログなどを読むときのご参考になればと思います。
音程とは
音程とは、音が二つあった時のその高さの隔たり(間隔)のことです。
音程の表記方法にはいくつかあるのですが、上記の度数表記が一般的によく使われています。
ちなみに、DTMerにはお馴染みのセント値表記も音程表記方法のひとつです。
度数表記:数字の意味
まず、4度とか6度の数字の表記についてですが、次の表に示したように基準音から、シャープやフラットが付いていない音(ピアノの白鍵の音)を低音側から並べ、基準音を1度として数えたものになります。
なお、空白は、半音が入るトコで、いわゆるピアノの鍵盤の黒鍵に当たります。
これを見ていただくと一目瞭然なのですが、同じ数字でも間隔が違うものがありますよね。
つまり数字だけではその間隔を示すのには不完全になるのです。
ゆえに、その数字の前に増とか短とか完全とかの『性質名』を付けるのです。
度数表記:性質名の意味
性質名には、『完全』『長』『短』『増』『減』があります。
まず『完全』は、1度、4度、5度、8度にしか付きません。
これは、完全1度、完全4度、完全5度、完全8度の関係にある二音は、同時に鳴らした時にキレイな響きを奏でる完全協和音程だからです。
次に『長』と『短』ですが、これは残りの2度、3度、6度、7度に付きます。
ということになります。
整理すると以下の表のようになります。
そして、『増』と『減』ですが、こいつがややこしく、混乱の元凶でもあります。
まず、完全○度の場合は、半音拡がると増○度になり、半音狭まると減○度になります。
そして、長△度の半音拡がりが増△度、短□度の半音狭まりが減□度になります。
つまり、図で表すと以下のようになります。
ややこしいですなあ~(^-^;
さて、ここでお気づきになったと思いますが、例えばF♯とG♭って同じ音ですよね。
分けて表示する必要あるの?って思いますよねえ・・・・(-ω-;)ウーン
実は、これ意味があるんです。
意味はあるんですが、その意味をわかりやすく語れるほど私自身の理解が進んでおりませんのでここでは触れません。
スマンです・・・・m(_ _)m
ただ、ポピュラー音楽を創るという観点で考えると、そこまで気にする必要はないかと思います。
こんなこと言うと楽典をめっちゃ勉強したクラシック音楽屋さんに叱られそうですが、まあ個人の感想ということで・・・・(以下、省略)
終わりに
いかがでしたでしょうか?
音程の度数表記について、『なんのこっちゃ全然わからんなあ~(・_・;)』から、このブログを読んで『何となく少しわかったきた。』に変化した方がいらっしゃるとするなら、本望でございますm(_ _)m
このあたりのお話しは、楽典を扱う理論書やブログなどなどで語っておられる方々が多数いらっしゃいます。
ので、より深く知りたい方はイロイロと調べてみると良いと思います。
今後の楽曲制作の参考になれば幸いです。
ということで、本日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
MASA
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