二足のわらじのススメ前編 ~生業と音楽活動の両立~

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音楽活動を通して出会った方々の中には、音楽(主に歌い手あるいはシンガーソングライター)を生業(なりわい)として生きていきたいと考えている方が少なからずおられます。

しかしながら、その道は険しく、志半ばで音楽自体をやめて行ってしまうケースを今まで多数見てきました。

音楽とは無縁の企業の正社員として勤めながらシンガーソングライターとして長年活動をしてきた身からすると、確かに(音楽とは無関係な)生業と音楽活動の両立は大変ですが、その一方で両立することでしか得らない多くの利点もあると実感しています。

そこで、『(生業と音楽活動の)二足のわらじ』を履くことよる利点(音楽性への影響、生業の仕事に与える影響、等々)について、自身の経験や友人知人の例を基にお話ししようと思います。

本ブログが、音楽活動を続ける判断の一助となれば幸いです。

なお、書き始めてみるとすごく長くなってしまいましたので、前後編に分けました。

前編の今回はイントロ部分のお話をします。

プロシンガーソングライターの実情

メジャーシーンで活動し、ヒット曲も複数持っている知人のプロシンガーソングライターから聴いた実情は以下の通りです。

※本ブログにおける『プロ』の定義は、その道で生計が立っている人を指します。

『プロとして活動している人のほとんどは自分も含めて、自分のやりたい音楽とお金を稼ぐ音楽を分けている。やりたい音楽だけやっていればOKの人は知る限り、ほとんどいない。』

クライアントの要求する音楽(お金を稼ぐ音楽)を創るのは自分がやりたい音楽を創るよりも何倍何十倍ものエネルギーが要る。例えば、ダメ出しをされる時にどの部分が気に入らいないのか言ってくれればまだいい方で、「何か違うんだよね~」「もっとこう、○○な感じで・・・・」などなど具体的にどこがマズいのかの指摘もなく、全否定をされる。
魂を込めて創った作品にこれをされると精神的にかなり応える。また、それで得られる金額はそんなに多くもない。本当に好きでないとやっていられない。

生活のための経済活動のひとつの考え

上述したプロシンガーソングライターの実情から考えるに、お金を稼ぐ行為を音楽で行うことにこだわる必要は全くなく、また人によってはそれにより音楽自体を嫌いになってしまう懸念もあると考えます。

それならばお金を稼ぐ部分を音楽以外の自身の得意な方法でやった方が効率的であり、浮いた時間や精神力をやりたい音楽のために充てる方が得策であるとの考えに至っております。

まあ、確かに好きな音楽だけやっていれば楽しそうだと考えてしまいがちですけど、やっぱりそれのみで生活できるレベルのお金を稼ぐとなると楽しいだけではやっていけないのが実情なのではないかと理解しております。

マズローの欲求五段階説からの視点

心理学、経営学、医療、マーケティングの他に、いわゆる自己啓発、スピリチュアル市場にまで幅広い領域で活用されて『マズローの欲求五段階説』(図1参照)によれば、自己実現の欲求(創造的活動)は生理的欲求(生命維持欲求)、安全の欲求、所属と愛の欲求、承認欲求が満たされた上に成立すると考えられています。

経済的基盤を確保し社会的信用を得ることにより、その4つの欲求をすべて満たすことが容易となり、創造的活動の充実に寄与すると考えられます。

生業を含め生活を安定させることが、創作活動自体の発展に多大な影響を与えることがここからも理解できるかと思います。

さて、イントロはここまでで、次に具体的な利点についてお話しをしようと思うのですが、もうすでに結構な長さになってしまっているので、続きは次回(二足のわらじのススメ後編~両立の利点~)としたいと思います。

ということで、本日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。

MASA

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