アートプランニング②

今回は、アートを生み出すために必要となる以下の三つの勇気についてお話します。

0:自分の中に潜り、自分をさらけ出す勇気
1:具現化する勇気
2:社会に届ける勇気

0:自分をさらけ出す勇気(作品構想)

まずは、その作品の創作衝動は何なのかを自分と向き合って考え抜くことです。

創作衝動の具体例としては、違和感、コンプレックス、トラウマ、不安、恐怖(震え)、悩み、疑い、憂う、焦燥感、抑圧、ストレス、快、偏愛、病みつき、フェティシズム、理想、パロディ、悲哀、怒り、等々です。
そういった自分の中にある感情に向き合い、そしてそれを表現する決断が必要になります。
こういった自分の中にある感情、特に負の感情をさらけ出すの、勇気が要りますよね~♪
でもそれをしなければアートに成り得ないことは前回お話しした通りです。

さらに、自分というゆるぎないモノ(価値基準:モノサシ)とその創作衝動とを照らし合わせながら作品として具現化し世の中に疑問を呈してゆくのが、作品構想を練る基本スタンスとなります。

ですから、作品構想を練る以前に、自分というゆるぎないモノ(価値基準:モノサシ)を構築して置く必要があるということにもなります。

教官曰く、『問題意識のない人は、自分の核がない人。流されて生きている人。そんな人からは、アートは生まれない。』とのことでした。

そして、プロのキュレーターとして活躍している教官の感覚では、この作品構想がキチンとでき上っていれば、ほぼ70%達成と考えているとのことでした。

1:具現化する勇気

作品構想が出来上がったら、それをどう具現化するかを考え抜く工程に移ります。

どうやったら自身のオリジナルな構想を具現化できるかを考え、なぜその手法を使うのか考え抜くこと。そして、お金や時間が限られている中で、自分が腑に落ちるまでやり切る勇気を持つことです。

自分が腑に落ちるまでやらないと、結局悔いが残るし、そもそも思ったとおりに行かなかった時にそれが次につながる経験値として積み上がって行かないんですよね。これは、私自身も何度か経験していることなので、とても腑に落ちるお話しでした。

シンガーソングライターの場合、こういった想いを込めた曲を創ろうとし、実際に音源として制作してゆくわけですが、詞やメロディは作品構想の段階でほぼほぼ固めて、それを基に編曲(アレンジ)してレコーディングして実際の音源とする工程がこの部分に該当するかと理解しています。

想いを込めた詞やメロディをどういった雰囲気で伝えるのが適切かを考え抜き、編曲(アレンジ)や演奏を自分でやるのかはたまたお金を払って他の人に頼むのか、依頼するとしたら誰に、納得できない時にダメ出しできるのか等々、それぞれの場面で妥協しない勇気を持つ必要があると理解しております。

2:社会に届ける勇気

できあがった作品をどういった場や手段で社会に着地させるかを考え、そしてそれを実行に移す最後の工程になります。

博覧会や美術展の場合には、一回限りのケースも多く、作品に込めた想いを構想通りに届けるためにどういった場や手段で発表するのが適切かを熟考し、それを実行に移す必要があります。そういったことを具現化の工程と同様に、妥協せずにやり切る勇気を持つことが必要であると理解しております。

また、ここでは、特に場の力を利用する必要性を力説されておりました。

場の力を利用するとは、作品に込めた想いを発表の場所の持つ意味と絡めて昇華させて、作品の想いをより視覚的感覚的に鑑賞者に伝わりやすくする。作品と発表場所のシナジー効果を得るといったところかと理解しております。

シンガーソングライターの場合には、楽曲の発表の仕方はイロイロあり、また重複できるのでそこまで考えなくても良いのではないかとも思いますが、それゆえこのあたりがおざなりになりがちなので、そういった意味では勉強になりました。

また、数十曲ものオリジナル曲を人前で披露して来ましたが、どの曲も完成して初めて披露する時は清水の舞台から飛び降りる気持ちになります。
こればっかりは慣れませんねえ~(;^_^A アセアセ・・・
だって、前回も述べたように自分の心をさらけ出して書き上げた楽曲をどう受け取られるかわからないわけですから、そりゃめっちゃ怖いですよ~(+o+)

でも、その恐怖に打ち勝たないと、世にアートは送り出せないってことかと理解しております。そういった意味でも、社会に届ける勇気を持つことがとても大切だと考えております。

自身が愛せる作品か?

私自身が作品を制作する上でこれだけは譲れないと考えているのは、自身が愛せる作品になったかどうかです。

なぜなら、作者自身が愛せない作品を、他者である鑑賞者が愛せるはずないと思うからです。
だから、私は今まで世に送り出した作品は同等に愛しているし、愛せる様になるまで創り込んでから世に送り出しております。

それだけは胸を張って言い切れます!!

教官も講義中に幾度となく、『自身が愛せる作品かどうかを問え!』とおっしゃっていましたので、アーティストとしてそれは正しい姿勢だったのだと自信を深めました。

まとめ

アートを創作される方の多くは(私も含めて)、その作品を、時間とお金と労力を掛けてまで世に出す意味あるのか?というネガティブな感情に苛まれることが多々あるのではないかと思います。

ですが、世に出さなければ、土俵に乗らなければ、そこでおしまいですよね。

よって、アートを生み出すために必要な三つの勇気についてお話しして来ましたが、全体を通して思うのは、それぞれの場面でそのネガティブな感情に打ち勝つ情熱を持ち続け、社会に着地させるまでやり切る勇気を持つことであると解釈しております。

まとめとして、私がアートプランニングのスクーリング事後レポートに記載したものを置いておきます。ご参考になれば幸いです。

ということで本日はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは、また。

MASA

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