卒業にあたって

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先日、大阪芸術大学通信教育部音楽学科卒業しました。

今までのブログでも在学生としていろいろと述べてきましたが、卒業にあたって改めて思うトコロをまたつらつらと述べていきたいと思います。
在学中および入学を検討されている方々のご参考になれば幸いです。

単位修得状況

2020年4月入学(3年次編入学)から、どのように単位を修得してきたかを表にしました。

表中の数字は単位数で、その数字が書いてある時期にその科目の単位を修得したことを示しています。なお、合計修得単位は90単位です。(3年次編入学生卒業必要単位数:82単位)

とにかく最短(3年次編入学なので2年)で卒業したかったので、できるだけ前倒しで単位を修得できるように詰め込みました。

ので、入学した最初の半年は本当にキツかった(;^_^A アセアセ・・・

仕事や家庭生活が大きく変化する時期とも重なった上、課題提出のペースがつかめない、さらにはどの程度のレベルのものを提出すればよいのかの見当が付かなかったからです。

とは言え、課題を提出していかなければ何にも始まらんので、学習指導書等の記載内容を自分なりに解釈してとにかく課題を出し続けました。

そのうち、それらの課題が適宜採点・返却され、その評価結果と教官からの評価コメントから、『何をどの程度まで求めているのか?』がある程度見当が付くようになり、さらに生活のリズムが整うのに伴い、課題提出のペースも掴めると、それからはかなり楽にはなりました。

もちろん、教官によって求めていることが違っていて、そこを読み違えた結果、不合格で帰ってきたレポートもありましたが、不合格とした理由(評価コメントや赤ペン添削)を参考に、書き直して再度提出すれば、最終的には合格することができました。

ですので、四の五の言わずにとにかく課題を提出してみることが肝要かと思っています。

また、スクーリングのある科目は、スクーリングを受講してからだと、講義内容や教官の言動から概ね何を求めているのかがわかるので、見当が付かないものはスクーリング受講後に提出するという作戦も効率的だと思います。

ただ、修得順位を指定している科目(以下参照)など、スクーリング前から計画的に課題を提出しておかないと最短卒業が難しくなるケースもあるので、それを目指している方は、スクーリングを待たずして提出する覚悟も必要かと思います。

修得順位を指定している科目とは、例えば以下の科目。

作品制作1 ⇒ 作品制作2 ⇒ 作品制作3 ⇒ 卒業作品・発表

これらの科目は、左から順番に単位を修得していかなければならず、作品制作1の単位を修得してないと作品制作2の履修ができないというルールになっています。
上記の科目はすべて必修科目なので、それぞれを半期ごとに単位修得していかないと最短の2年では卒業できないということになるわけです。

通信制大学の難しさ

世間一般では、通信制大学は楽だと考えられている様ですが、通学制の大学も卒業している身からすると、決して楽だったとは思いませんねえ・・・・。

通信制大学特有の難しさがあるので、人によるとは思いますが、私にとっては通信制の方が大変であったと感じています。

それは、仕事や家庭と両立している大変さを抜きにしてもです。

理由①:入学試験がない

教官が設定する単位認定基準を超えなければ単位をくれないのはまあどこでも同じなのですが、入学試験がない分、その基準に達するためのそもそもの基礎力が備わってなかったりするので、結果として単位修得までの道程が茨の道と化してしまうケースが往々にして起こるからです。

要は、入学するのは容易だけれど、その分卒業するのは大変であるということです。

例えばクラシックをずっとやってきた人が、ポピュラーのコード理論に苦戦してたり、コンピュータ苦手な人がDTMで苦労してたり、そもそも自身の考えをロジカルに文章にすることが苦手な人がレポート執筆で苦戦していたり・・・・。

私の場合は、クラシック系の方々にとっては楽勝と囁かれている『ソルフェージュ』がそれでした(^_^;)
ソルフェージュとの闘い参照)

理由②:孤独である

通信制は、とにかく孤独です。

通信制ですから、当たり前ですけど学友と会う機会があまりありません。
それゆえ、日々情報交換したり、わからないところを教え合ったり、苦労を分かち合ったりもできないので、単位修得の茨の道をひとりで歩いて乗り越えなきゃいけないですし、何よりモチベーションを維持させることに難儀します。

そもそも、大阪芸術大学通信教育部の学生募集要項に記載されている卒業率が10~20%ですから、その数値の低さからも決して楽ではないことは想像に難くないと思います。
この卒業率の低さは、卒業式に参列してみて通信教育部の入学者数に対する卒業生数の少なさを目の当たりにし、実感しました。

楽しい学生生活にするために

上記の要因を少しでも解消して楽しい学生生活を送るためのひとつの有効な方法は、Twitter等のSNSで学友とつながることだと思います。

そこでは、教え合ったり、苦労を分かち合ったり、時には刺激をもらったりできるし、SNSでつながっていると、対面スクーリングで会った時に、すぐに仲良くなったりもできるので・・・・。

在学中の学友たちの多くは、その方法でモチベーションを保ちつつ、卒業に向けて頑張っておられます。

ちょっと検索すると在学生はすぐに見つかりますので、繋がってみると良いと思います。
(私の知る限りですが、)皆さん優しいですし、その道のエキスパートも居たりして、苦手科目克服のための助け舟を出してくださったりもするようですので。

私自身は、その方法に気付いた時には卒業単位をほぼほぼ修得済みで、もう少し早く気付けば、今以上に多くの学友たちと交流ができて、学生生活をよりエンジョイできたのではないかと少々残念に思っている今日この頃です。

長くなりましたので、今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。

MASA

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