ライブ活動の始め方①

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友人知人から、『MASAさんのようなライブ活動を始めたいけど、どうすればいい?』という質問をときどき受けます。

確かに、ライブ活動ってはじめはどうしたらいいかわからないですよね。

おまけに、ライブ活動の中心となる『ライブハウス』って、暗くて、音楽にうるさい(厳しい?)人たちが集まる、なんとなくコワ~いイメージがあったりしますよね。

私も最初そう感じていたので、よ~くわかります(;^_^A

そもそもライブハウスのように音楽の生演奏をする所って、防音防振の関係で地下にあったり、建物の奥まっているところにあったるすることが多く、入り口への道のりも暗くて、なんとなくダンジョンぽくて、そこにたどり着くだけでも結構な勇気が必要だったりします。

ただ、入ってしまえば音楽好きが集まるとても楽しい空間であり、そこに出演することにより音楽活動の幅も広がるので、ぜひ勇気を出してその一歩を踏み出していただければなあ・・・と常々思っております。

そこで、ライブ活動の王道であるライブハウス出演までの道のりについて、私自身の経験なども交えつつ、お話ししたいと思います。
これからライブ活動を始めようと考えてる方々のご参考になれば幸いです。

ライブハウスとはどんなトコ?

まずライブハウスってどんなところかをお話しします。

アーティストがステージ上で演奏を披露し、それをお客さんがお金を払って鑑賞する比較的小型の屋内空間のことを指します。
コンサートホールのように座席がフロアに固定されておらず、通常は机や椅子が置かれており、それを取っ払うことにより、立ち見にすることもできるようになっています。
小型といっても、コンサートホールより小さいという意味で、客席が数百人規模で収容できるライブハウスも存在します。

で、そういった場所は大まかに言って以下の2種類に分けられます。

①ライブハウス

ステージが客席よりも高い位置に設置されていて、バンドでも出演できたりするところです。
客席の収容人数も多く、楽屋もキチンとあり、演者と観客の動線がしっかりと分けられているところが多いです。
また、客席で取れるのは基本飲み物のみ。

②ライブバー(orライブレストラン)

ステージが客席と同じか踏み台程度の高さに設置されていて、近隣との関係でドラム使用が基本NGで、アコースティック限定のところも多いです。
楽屋がないのが普通で、演者も観客も同じフロアに居て、演奏する時だけ楽器等の機材をもってステージに上がるという感じになります。
ライブハウスと異なり、収容人数が少なくて、こぢんまりとしているところが多く、そのため観客と演者の距離が、物理的にも心理的にも近いです。
観客は、食事をしながらステージを鑑賞することができます。

ただ、私の知る限りでは上記の分類でいえばライブバー仕様だけどライブハウスと名乗っているところも数多くあるので、お店の名前だけでは判断できないことにご留意ください。

また、ライブハウス仕様でも食事しながら鑑賞できたり、ライブバー仕様でもドラム使用可だったりするところも多々あるので、上記はあくまでも大まかな分類ってことで、ご了解いただければと思いますm(_ _)m

ちなみに、ライブ活動している人々は、そういった場所のことを『ハコ』と呼びます。
例えば、あそこのハコは音響がいいけど、こっちのハコはいまいちだし、店長も?・・・みたいな感じで使います。

ライブハウスは、ドラムを使用するバンドでの出演が可能ゆえ、防音防振のランクを高くする必要があります。それゆえ、冒頭でお話したように、地下の奥深くに設置されているケースが非常に多いです。

一方、ライブバーの場合には、そこまで防音防振ランクを高める必要がないので、ビルの地上階にあることもあります。
(むしろ、場所がそこなのでライブバー仕様にしているというケースのほうが多いように思います。)

ライブハウスへの出演方法

ライブハウス(orライブバー)で開催されるライブの形態は大まかに言って以下の2種類。

①ライブハウスが主催するブッキングライブ
②ライブハウスを借り切って演者が主催するライブ

②はライブ出演以外にやることが山のようにあり、ライブ出演はおまけのような感じになりがちなので、初めて出演する方にはとてもとてもおすすめできるものではないです。

なので、ここでは①のブッキングライブへの出演方法についてのみお話しします。

ブッキングライブとは

ブッキングライブとは、ライブハウスの担当者が3~6組程度のアーティストをブッキング(演者選定&出演依頼)して開催するライブハウス主催のライブです。

各組の持ち時間は、ソロ出演のケースで30分前後のトコロが多いかと思います。

基本的にはチケット販売ノルマがあり、ノルマ以上のお客さんを集めるとその分のチケット代が演者に支払われる(バックされる)システムとなっているのが主流です。
ノルマが達成できない場合にはその分自腹を切ることになります。

また、音源審査があるところも多く、対バン(競演)するアーティストさんのレベルも高めになりがちな上に、オリジナルでのライブが基本で、カバーは弾き語りならOK、オケ音源使用はNGというところが結構あったりします。

ただ、近年のライブハウスは、経営が厳しい所が多いためか、そんなに厳しいことは言わなくなりましたねえ・・・・。

ノルマもかなり緩くなり、音源審査なしやオケ音源使用のカバーライブもOKのところも増えましたし、何よりレベル的に?の方も散見されるようになりました。(注:個人の感想です。)

ブッキングライブ出演方法

まず、ブッキングライブの出演者を募集しているライブハウスをネット検索等で捜します。
そして、出演条件(チケット販売ノルマや持ち時間等)を確認し、条件に見合うようなら出演したい旨をブッキング担当者に電話やメール等で伝えます。

出演条件はホームページに記載されていることもありますが、記載がないケースも多く、その場合にはメールや電話で直接問い合わせる必要があります。

そして、多くの場合、音楽性やライブパフォーマンスを確認できる音源や生演奏動画の提出を求められ、その音源審査に通ると晴れてライブデビュー決定という流れになります。

ですので、そういった音源や生演奏動画が準備できて、なおかつ30分程度のステージを務められるだけのレパートリーがあるなら、近年の敷居の低さを考えれば、いきなりブッキングライブにエントリーするのもそんなに悪くない方法かと思います。

とは言え、ライブ経験がない人でそれらが可能なのは少数派であろうと思いますし、そもそも『いきなりライブハウスに出演なんて自信がない・・・・』としり込みされる方も多いかと思います。

私も、いきなりブッキングライブ出演を目指すよりも、ちょっと違うルートを通って段階を踏んでゆく方がスムーズに進むと思っており、それを冒頭の質問に対する私の回答としています。

そのあたりのお話しはまた次回(ライブ活動の始め方②)にしたいと思います。
ここまででも結構な長文になってしまったので・・・・(;^_^A

ということで本日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。

MASA

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