前回に引き続き、アコギに挫折しそうな方へのご提案。
自分としては常識的な話かと思っていたのですが、特にギター初心者の方にお話しするとすごい驚かれるので、需要があると判断し、題記の件について書こうと思います。
アコギを弾きやすくする方法は、以下です。
- 弦高を調整する。
- 弦をなるべくテンションの低いやつ(エクストラライトとか)に変える。
以下それぞれを解説します。
弦高とは、ネックのフレットが打ってある面と弦の間隔のこと。
次の写真の定規で測っている間隔が弦高です。
これが高いと、とっても弾きにくんですよ~(;^_^A アセアセ・・・
買ったばかりのアコギは弦高が高めになっているものが多くて、私でも『なんじゃこりゃ~、弾きにく・・・・・汗』ってやつで練習している初心者の方をたびたびお見受けします。
正直、このアコギじゃ挫折するよなあ・・・・・って思います。
私がステージで主にスタンディングで歌う時に使っている黒のエレアコも購入時は結構高くて、すぐにその調整を実施しました。
弦高調整には手順があって、
まず、ネックのそりを調整する。
次に、ブリッジサドルを削って調整する。
って順番で行ってくださいませ。
場合によってはネックのそりの調整だけで解消する場合もありますゆえ。
これらを自分でやることももちろんできますが、慣れないとなかなか難しいので、特に初心者の方はお店に調整をお願いした方が良いと思います。
アコギの場合、特にブリッジサドルを削っての調整には、高さだけでなく、オクターブチューニング※1が合う様に弦とサドルが接する位置を微調整する必要があり、それらをちゃんとやり切るためには熟練の技が必要になりますゆえ。
ちなみに、次の写真の白いパーツがブリッジサドルです。
弦の振動をボディに伝える役割をしてます。
※1オクターブチューニング:解放時と12Fを押さえた時の音が1オクターブ違いの同じ音になる様にチューニングすること
ネックおよび弦高調整なら数千円でやってくれるギター工房がネット検索ですぐ見つかると思いますよ。
かく言う私も、前述のアコギは6千円で調整してもらい、めっちゃ弾きやくすなって帰ってきました。
注意点は、低くしすぎないこと。
弦高は低いほど弾きやすくはなりますが、その分ビビりやすくなる(演奏時に振動している弦がフレットに当たることによって、音がビビる。)ので、プレースタイルによってその高さを調整してくださいませ。
ガンガンストロークを弾くなら高目、指弾きメインなら低目・・・・って感じでね。
どうしてもご自分でって方は、ググってみるとやり方を詳細に説明して下さっているブログがたくさん出てきますので、それらを参考にガンバってみてくださいませ。
私の場合には、1F(フレット)のところで6弦&1弦共に約1mm、12Fのところで6弦約2.5mm、1弦約2.0mmにしてます。
ちなみに弦の種類によって、張力が変化し、その結果弦高も変化するので、弦高調整時には実際に使う弦で行ってくださいね。
押さえ慣れるまでは、とにかくライトとかエクストラライトとかの張力の低い、柔らかい弦を使うのももう一つの方法です。
極端な話、慣れるまではエレキの弦を使うってのも手っ取り早いひとつの手かと思います。
ちなみに、この話をギター講師兼スタジオミュージシャンの友人にしたところ彼も初心者の生徒さんにはこの方法をおススメしてるとのことでした。
ミディアムとかヘビーとかの張力の高い弦の方が、大きくて迫力のある音が出るんですけど、それはちゃんと押さえられてることが前提で、キチンと押さえられない内からそんな弦使って音が籠っているようでは本末転倒です。
ちゃんと押さえられるようになってから張力の高い弦を使いましょう~♪
ダイジョウブですよ。
前回のブログでもお話したように、弦の押さえ方にはコツがあるんでそれを掴めば、握力の強弱関係なくちゃんと押さえられるようになりますから。
皆さんの音楽ライフがより良きものになることの一助になれば幸いです。
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