テンションノート

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テンションノートとは、コードトーン以外の音で、その音をコードトーンにプラスして鳴らすことにより、ある種の緊張感を生じさせて、より表現の幅を広げることができる音のことを言います。

テンションノートって、難しいように感じると思います。
どの音がテンションノートとして使えるのか、よーわからんですよね~(^-^;
何を隠そう、私も初めはそうでした( *´艸`)

ですが、ポイントを抑えると実は意外と簡単に見つけ出すことができるのです。
本日は、そのテンションノートについてお話ししたいと思います。

テンションノートとは?

原則として、以下の3つの条件をすべて満たした音がテンションノートとして使える音となります。

①12音階の中で、コードトーン以外である。
②Key(調)のスケール上にある。
③アボイドノートではない。(アボイドノートとは?の回参照)

なお、テンションノートはコードトーンの上部に重ねるというのが基本的な考えになるので、オクターブ上の音として表記されます。

スケール上の第2音(2nd)⇒オクターブ上の第9音(9th)
スケール上の第4音(4th)⇒オクターブ上の第11音(11th)
スケール上の第6音(6th)⇒オクターブ上の第13音(13th)・・・etc

テンションノートの例外

上述の3条件について原則と表現したのは、例外があるからです。
それは、ドミナント7thコードの場合には、②の条件に当てはまらないスケール外の音(♭9 th、♯9 th、♯11 th、♭13 th)もテンションノートとして使える、ということです。

なぜこれだけが特別かというと、ドミナント7thコードには、元々トライトーンが含まれているからです。(ドミナント・モーションの回参照)
トライトーンは、『悪魔の音程』と呼ばれる最も不協和(濁り)を醸し出す音程ですから、それがあるトコロに、その他の不協和音程が形成されていたとしてもさほど気にならないのです。
ゆえに、ここまで広げることが可能とされています。

この時、違う度数のモノ(例えば、♭9 thと♯11 th)は同時に加えることが可能ですが、同じ度数のモノ(例えば♭9 thと♯9 th)は同時に加えることができないことに注意してください。
コードの色を決める3rdと7thに短2度で被さって濁りを生じる音(上述のG7の場合は、CとF♯)はさすがに容認できないので、この2つはテンションノートとして使えないとされています。

まとめ

使えるテンションノートは、以下の3条件をすべて満たす音です。

①12音階の中で、コードトーン以外である。
②Key(調)のスケール上にある。
③アボイドノートではない。

例外として、ドミナント7thコードの場合には、②の条件に当てはまらないスケール外の音(♭9 th、♯9 th、♯11 th、♭13 th)もテンションノートとして使えます。

これらを理解しておけば、使えるテンションノートを見つけ出すことができます。

おわりに

ポップスやロックなどで一番よく使われるテンションノートは、9thです。
実際、私も自身の楽曲中でよく使います。
9thを加えると独特の響きが醸し出されて、ちょっと毛色の違った心地よい音の流れができるんですよね~♪

11th、13thなどのその他のテンションノートはジャズなどでよく使われますが、まずは、9thを使うことから始めてみてはいかがかと思います。
9thを加えるだけでも、楽曲の表情が変わり、幅が拡がりますゆえ。

ということで、本日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。

MASA

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