前回(ライブ活動の始め方①)は、ライブハウス主催のブッキングライブへの出演方法についてお話ししました。
そこでもお話ししたように、ライブ未経験の人がいきなりブッキングライブに出演するのは、なかなかハードルが高いと思います。
そこで、今回は私がお勧めするライブ活動の始め方(取っ掛かり)についてお話したいと思います。
お勧めの始め方(取っ掛かり)
ライブ活動スタートの取っ掛かりとしてお勧めするのは以下の3つです。
②ライブハウス等が主催しているオープンマイクに参加する。
③初心者向けの低ノルマのライブハウスイベントに参加する。
どれも低めのハードルを越えながら徐々にランクアップしてゆくような道のりかと思います。
以降それぞれについて詳しくお話しします。
①音楽好きが集まる演奏会やセッション会などに参加
音楽好きが集まって、お互いの演奏を聴き合う会で、ギターやピアノの弾き語り、バンドセッションなどなど、いろいろな形があります。
参加費が数千円で、打ち上げ(交流会)が付いていたりしますし、何よりレベルは問われず、間違えようが途中で演奏が止まろうがお構いなしの会がほとんどです。
ですので、人前での演奏練習の場としてうってつけです。
そういった会に参加し、まず人前での演奏経験を積みましょう。
そして、そこで経験を積み、ある程度自信が付いたら、前回お話ししたブッキングライブ出演に進むというやり方が、スムーズかと思います。
さらに、こういった会に参加すると、人前での演奏経験を積むことができるだけでなく、そこに参加している音楽好きの方々と交流ができるというおまけが付くのも魅力です。
音楽好きの方々とのネットワークが広がると、そこで仲良くなった参加者同士でユニットやバンドを組んだり、参加者のひとりが主催する企画ライブの出演のお誘いをいただいたりすることがあり、それがライブデビューつながったというケースは今までも数多く見てきました。
そもそも、音楽でつながった人たちとの交流自体が楽しいので、そこの常連さんになるだけでも十分楽しい音楽人生になるかと思います。
ただ、ひとつだけこういうこともありますよ、という私の経験をお話しておきます。
ある演奏会にお初で参加した時の経験談
その会は、お初の方大歓迎と銘打っていた会なのですが、いざ参加してみると初めから終わりまで、常連さんだけで固まって盛り上がっていて、お初の人をその輪の中に入れようという動きもなく、完全にお初の私は蚊帳の外でした。
はじめに主催者とご挨拶の言葉を交わして以降、その会が終わるまでに言葉を交わしたのは、同じ初参加の方々とだけ。
彼らも『何か、私ら蚊帳の外ですね・・・(苦笑)』とつぶやいてもいましたし・・・
もちろん演奏だけはちゃんとやり切りましたけどね( *´艸`)
そんな中、主催者と常連さんの間で、
『お初の人が居付かないよねえ・・・、なんでだろうねえ・・・』
と、嘆いているのが漏れ聞こえてきて、大変驚いたことを今でも鮮明に覚えています。
『いやいやいやいや・・・・、
お初の人を完全に蚊帳の外に放っておいて居付くわけないだろ~!!』
と、心の中でツッコミいれていました・・・・(笑)
同時に
『ああそうか、別に内輪で固まりたいわけじゃないんだなあ。気が回らないだけなんだ・・・(^_^;)』
とも。
まあ、そういった会に当たってしまっても、少なくとも人前での演奏練習にはなりますゆえ、ステージだけ粛々と務めた後は、めげずにまた別の会への参加を検討してみてくださいませ。
お初の人でも輪の中に入れるように配慮してくれる居心地の良い会は必ずあり、いずれ当たるはずですので・・・・。
②ライブハウス(orライブバー)のオープンマイクに参加
オープンマイクとは、普段はライブをやっているお店のマイクを飛び入り客に開放することで、レベル等は問われず、参加費さえ払えば、誰でもステージで演奏できるというシステムです。
最近は、コロナ禍の関係で人数制限を掛けるために事前予約制のところが増えましたが、基本的には予約なしでふらっと立ち寄って演奏することができます。
参加費は私が知る限り1000~2000円が相場です。
参加者が順番に大体2~3曲づつステージで演奏を披露してゆきます。
参加者が少ないと、それが2周3周と回るので、レパートリーが少ない場合には同じ曲をやってもOKですし、パスしてもOKです。
また、①と同様に、ライブ慣れすると同時に音楽好きの方々との交流も深められます。
さらに、そこで目に留まればお店の人から通常のブッキングライブに誘われ、そこでライブデビューという形にもなり得ます。
もちろん、①同様に、ここで自信を付けてからブッキングライブに応募という形もよいと思います。
③ライブ未経験者向けのライブハウスイベントに参加
通常のブッキングライブと異なり、ライブ未経験者向けの低ノルマかつ音源審査なしで出演させてもらえるイベントを打っているライブハウスもあります。
そういったイベントにエントリーし、ライブデビューするというのも良い方法だと思います。
2000~3000円程度のノルマあるいは参加費で出演できますし、対バン(競演)する方々も当然ライブ未経験者ばかりなので、心理的なハードルも低いです。
オープンマイクと同様にそこで目に留まればお店の人から通常のブッキングライブに誘われるようになります。
ちなみに、私は①⇒③と進み、③のライブハウスで店長から誘われて、通常のブッキングライブに出演という流れでした。
まとめ
ライブ活動をスムーズにスタートさせるための取っ掛かりとして私がお勧めする以下の3つについてお話させていただきました。
②ライブハウス等が主催しているオープンマイクに参加する。
③初心者向けの低ノルマのライブハウスイベントに参加する。
どれも、低めのハードルを越えながら徐々にランクアップしてゆくような道のりかと思います。
どの道を選ぶかは、それぞれの目指すものや嗜好などに合わせていただければよいと思います。
最後に
ライブ演奏の腕を磨くのに、本番(人前での演奏)を経験することに勝るものはありません。
これは、私自身も本当に実感していますし、音楽を生業(なりわい)としている友人知人たちも口々にそう力説します。
ある音楽指導者の方は、体感として1回のライブ出演は30~40時間程度のレッスンに匹敵すると捉えているそうです。
ですので、上述したような場所を探して、まずは人前での演奏経験を積むことから始めてみてくださいませ。
経験を積むに従い、本格的なライブ活動への道のりがどんどん拓けてゆきますゆえ。
本ブログがライブデビューのご参考になれば幸いです。
ということで本日はこの辺で。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
MASA
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