卒業にあたって③  ~ちょっと先輩風吹かせてみた編~

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年度末ですねえ・・・・

ゆえに本日が、在学生として最後の日となります。

というわけ(?)で、『卒業にあたって』シリーズの最終回です。

今回は、在学生の方々あるいはこれから入学される方々に、アドバイス的なこと(あくまでも『的』ね。)をお話しし、ちょっと先輩風吹かせてみたりしようかと思います(笑)

お付き合いいただければ幸いです。

他者の経験談を鵜呑みにしない

(私も含めて)在学生および卒業生が、ブログやSNS等でいろいろと経験談を書かれておられます。

ググってみると結構見付かりますねえ・・・・。

ですが、それを参考にこそすれ、鵜呑みにはしない!!

ということが肝要かと思っています。

理由は以下の二つ。

①学年が違うと同じ科目名でもカリキュラムが変わっているケースがある。

学年が違うと、担当教官が変わるケースがあります。
そうなると、講義内容も延いては評価基準も変わる可能性があります。

学友たちのSNS投稿を覗いてみると、私が受けた時と担当教官が変わっている科目が複数あるようです。
高々、2~3年の間でもそうなので、ましてや、それ以上前の卒業生や在校生のお話しが今の状況に当てはまらない可能性をはらんでいることは肝に銘じた方が良いと思います。

特に令和5年度から、音楽学科のカリキュラムが大きく変わる様ですので・・・・。

②音楽的バックグラウンドが異なると、同じ科目でも難易度が大きく異なる。

これは、今までのブログでも何度も述べてきたことですが、学友たちのお話しを聞いている限りではありますが、思っていた以上に見落としている視点のようですのでしつこく述べます。

たとえば、作品制作1や2のポピュラー音楽編で学習するコード理論。

私はポピュラー音楽のコード理論については、入学前からほぼほぼ知識として持っていたので、課題もあまり時間を掛けずにサクッとできましたが、『TとかDとかSDとかって何????』とコード理論の基本中の基本を理解することに苦労している方も散見されました。

一方、ソルフェージュは、ほぼ無勉強でも楽々試験をパスされてゆく方が少なからずいらっしゃいますが、私はその試験に通らなくて1年余計に在学する羽目になりました。

ですから、私が『作品制作1や2のポピュラー音楽編の単位は、簡単に取れました。』とか『ソルフェージュはすごく苦労しました~(;^_^A』と言ったところで、私にとってはそうであっても、音楽的バックグラウンドが異なるあなたにそれがあてはまるとは限らないですよね。

そういうことです。

ですので、その発言主の音楽的バックグラウンドが自身のそれと近いかどうかをプロフィールや過去の発言などから推測し、その発言が自身にあてはまるかどうかを自らの頭で考えて判断しないと痛い目を見ます。

もちろん、個人を特定されないよう、そういったことがわからないようにプロフィールを書いたり、発言されたりしておられる方も多い昨今ですので、見極めはなかなか難しいとは思いますが・・・・。

正直、私の実感とは真逆の感想を書かれている方もちょこちょこ見受けられるのでね。
(おそらく、私と音楽的バックグラウンドが違うことに由来していると思われます。)

鵜呑みにして、上手くいかなくてもその人は責任取ってくれませんよ。

もちろん、私も責任取れません!!

自分が苦手だと思う分野にも前向きに

大阪芸術大学通信教育部音楽学科は、『音楽』をキーワードに多岐に渡る分野を学べるカリキュラムになっていると思います。

ですので、苦手な分野に関する科目もあろうかと思います。
(ポピュラーの人がクラシック苦手。クラシックの人がコンピュータ苦手、演奏専門の人が作曲苦手、等々)

せっかく大学に入学し、その道のエキスパートの教官たちから直接講義を受ける機会を得られたのですから、苦手だからと後ろ向きにならずに、前向きに取り組んでみるのがよいかと思います。

取り組んでみると、意外と自分に合っていて新たな自分を発見できる可能性も秘めていると思いますゆえ。

例えば、作品制作コンピュータ音楽編。

ここでは、電子音響音楽(あるいはアクースマティック・ミュージック)という日本国内ではあまりメジャーではない分野を扱います。
長年音楽に触れてきたDTMerの私自身も大学に入って初めて知った分野です。
(電子音響音楽については、アクースマティック・ミュージックの回参照)

当初、コンピュータ自体が苦手だからやりたくないんだよね~と言いつつも、真摯に講義を受けられていた学友が、やっている内に目覚め、結局、卒業作品もコンピュータ音楽を選ばれたというケースをいくつか知ってます。

そういった方々は私とほぼほぼ同年代で、それなりに人生経験を積まれている方々でしたから、おそらくどんな事でも前向きに捉える方が、得られるモノが多いと人生経験上、知っていたゆえの結果だったのだろうと推察してます。

もちろん、やってみて、『やっぱりこれは私には向かなかった。』という結論になるかもしれませんが、それはそれで新たな気付きでもあり、また音楽的視野を広げたことにも繋がっているとも言えるかと思います。

まあいずれにしても、その科目が必修ならば単位取らなきゃ卒業できないですから、自身の可能性を広げるチャンスと捉えて、前向きにトライしてみるのが肝要ではないかと思います。

結局はそうすることが、楽にかつ早く単位を修得することにも繋がっていると思いますゆえ。

ということで、本日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。

MASA

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