君が生まれた日のこと
今でもはっきりと憶えてる
看護師さんに抱かれて僕の
目の前に現れた君
とても小さくてそして
とてもか弱い生命
僕は君を抱き上げて
生命の重さを感じた
自分より大切なものなど
この世にないと信じていた僕に
君は自分より大切なものが
ここにあること教えてくれた
たとえ君が僕を嫌っても
僕は君を愛してる
そしてそれは永遠に
変わることはないだろう
なぜなら君は世界でただ一人の
僕の娘なのだから
君と絵本を読んだ日を
今でもはっきりと憶えてる
君は決まって僕のひざの上に
にこにこしながらちょこんと座り
僕がセリフを読むたびに
驚いたり悲しんだり笑ったり
そんな君を見るたびに僕は
娘を持つ幸せ噛み締めた
例えば二人で海に投げ出され
一人乗りの舟しかなかったとするなら
僕は迷わず君を乗せそして
海の底に沈むこと選ぶだろう
たとえ君が僕を避けても
いつでも君を愛してる
そしてそれは永遠に
変わることはないだろう
なぜなら僕は世界でただ一人の
君の父親なのだから
君はいつの日か自分の力で
人生を歩き出すことだろう
そして愛する人と出会い
妻になり母になってゆくのだろう
その時君が無償の愛を
注げる人になっていたなら
それだけで僕は生きて来た意味が
あったと胸を張れるだろう
なぜならそれは君へのただひとつの
僕の願いなのだから
なぜなら君は世界でただ一人の
愛しい娘なのだから
Words & Music by MASA
Arranged by Bronze Works
※1st Album『明日(あした)へ』収録曲
音源ダウンロード:レコチョク(『明日(あした)へ』/MASA)
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