望郷 ~ホームの上から~

ネオンライトが煌めく街並み
今夜も憂さ晴らしお祭り騒ぎ

そして喧騒に背を向けてひとり
まばらなホームに佇む

気が付けば瞳の先には
ふるさと行きの青色の列車

ガラス窓の向こう側には
灯るあかりあふれる笑顔

この列車のドアをくぐれば
懐かしい風に会いにゆける

走り出したい想いを振り切り
背中で閉まるドアを見送る

愛おしい愛おしい人たちの笑顔を
心に描き直して

またひとり流れ行く日々の暮らしに
戻りゆく

心やすらぐふるさとの香りは
走り続けた冷めたレールの果て

ガラス窓に写って見えるのは
想い焦がれた遥かなる街並み

どれほどの涙とどれほどのため息
心の底に溜めてきたのだろう

そして手のひらに残ったものは
薄れる希望重くなった日常

この列車のドアをくぐれば
懐かしい空に会いにゆける

抑え切れない想いだけを乗せた
列車のテールライトを見送る

優しい優しい空色の風景
心に描き直して

また孤独と戦う日々の暮らしに
戻りゆく

この列車のドアをくぐれば
懐かしい風に会いにゆける

走り出したい想いを振り切り
背中で閉まるドアを見送る

愛おしい愛おしい人たちの笑顔を
心に描き直して

歩き出す自分にエールを送る
明日の笑顔のために

Words & Music by MASA
Arranged by Bronze Works

※2nd Album『僕らがいた夏』収録曲
音源ダウンロード:レコチョク(『僕らがいた夏』/MASA)

Copyright © 2012 MASA

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